雪まろげ(ゆきまろげ)
・雪を転がして丸めて玉にする遊び
「雪まろがせ」「雪まろばし」とも言う
(冬の季語)
ごきげんよう。
風が冷たい、
というか痛い。
そんな雪の季節です。
今回は、
この時期にぴったりなこの言葉。

“まろげ”なんて
可愛らしい音をしてますが。
実は、
『転ぶ(ころぶ)』の古語なんです。
転ぶ(まろぶ)
・ころぶ。倒れる。
痛いし、
時には命に関わったりと、
危うさを意味する言葉でもあるのに。
なんだかずいぶん
のんびりした音だなと感じます。
「おばあちゃん!
そんなに走ったら“まろぶ”よ!」
なんて言っても、
危機感伝わらなさそう。
“ころぶ”
という発音になって良かった、
なんて思いました。
それはさておき。
【雪まろげ】に関しては、
ただの雪の玉が愛らしく感じられて。
わたしは好きですね。
雪なんて、
積もっても大変だし
ちっとも可愛くないけど。
この言葉を聞くと、
ちょっと雪遊びがしたくなります。
✴︎今回の絵のポイント✴︎
“ふんわり感”
雪を玉にしたら、
めちゃ固くなるけど。
言葉のイメージ通りに
描きました。
【参考】
空と氷と花の名前 北山建穂
旺文社 図解全訳古語辞典
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