裏葉柳(うらはやなぎ)
・明るく渋い緑
ごきげんよう。
和の色って
「それにも名前つけるの?」
っていう色名がちらほらあります。
この『裏葉柳』もその一つ。
葉っぱをめくると、
その裏は表より少し薄い緑。
風で揺れた時、
ちらちら見えるその色を
“美しい”と感じたのでしょう。

〈チラリズム〉というものは
昔から存在していたようです。
“少し”見えるのがいいんです。
話は変わりますが、
柳って“春”なんですね。
春に芽吹くこと。
柳の色を
早春の衣服として身につけていたこと。
柳に季節を感じたことがなかったので。
また新しいことを知れて
嬉しくなりました。
✴︎今回の絵のポイント✴︎
“柳の葉”
「サササササー」って
音が聞こえるような、
葉の動きを意識しました。
【参考】
定本和の色事典 視覚デザイン研究所
366日日本の美しい色 橋本実千代
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