色 「ふるざれいろ」 古晒色(ふるざれいろ)・橙みの灰色元の色がくすんで薄くなった状態。ごきげんよう。朝から断続的に雨が強く降っています。この強い雨に打たれてくすんでいく色もあるでしょう。『曽我物語』の中では、若々しさのない様を表す言葉になっています。物語の中で... 2024.09.22 色
色 「せっこう」 窃黄(せっこう)・淡く渋い黄色ごきげんよう。本のページをパラパラめくって偶然目に留まった言葉。『窃』という漢字を“窃盗”以外の言葉で見たことがない。実は、『窃』は「ひそか」という意味もある。例えば、窃慕(せつぼ)の意味は「ひそかに慕うこと」... 2024.09.16 色
色 「そうはくしょく」 蒼白色(そうはくしょく)・(青系)青みの白・(紅系)紅みの明るい灰ごきげんよう。色のことについて書くのは久しぶりですね。蒼白色は二種類あります。一つは字から想像出来るような白っぽい青。もう一つは血の気が失せたような赤みが薄い色。違う色ながら... 2024.09.14 色
言葉 「あたらよ」 【可惜夜】明けてしまうのが惜しい夜素晴らしい夜ごきげんよう。「いつかブログに書こう」とずっと思い続けていた言葉です。語感も意味も、滑らかで美しい。過ぎ去るのが惜しい、と思えるくらいの夜をわたしは過ごしたことがあるかな。「夜は寝るためにある」... 2024.09.12 言葉
言葉 「およる」 【御寝る】名詞『御夜(およる)』の動詞化『寝る』の尊敬語ごきげんよう。わたしは最近とても眠い。仕事がない日は朝でも昼でも寝てしまう。(さらに夜もちゃんと寝る)ブログも書きたいのに…「そうだ!ブログの題材に“寝る”の古語を調べよう」そうして調... 2024.09.08 言葉
言葉 「ごきげんよう」 今やネットは24時間いつでもどこでも見ることができる。「ブログの最初のご挨拶も 昼夜問わず使える方がいいな」そう思ったわたしは、挨拶の言葉をたくさん考えてみました。その時思いついたのが『ごきげんよう』昼夜問わず使えて、とても上品。「おぉ!こ... 2024.09.07 言葉
色 「はねず」 朱華(はねず)・明るい赤古代の色名の一つ。色は分かっているのに、由来となった花が不明な謎の色。「日本書紀」「万葉集」にも登場し、人々に親しまれていたことが分かる。分からないところがあるものって、すごく魅力的ですよね。この色を見ながら「由来の... 2024.05.06 色
色 「ひそく」 秘色(ひそく)・淡い青みの緑青磁[中国で生まれた陶芸]の中で最高級の色。「秘」は一般人には禁止という意味。甘く柔らかな雰囲気で様々な場面で使いやすそう。明度高めの淡い色は軽ろやかでいいですね。あと、名前がいい。禁止されてるものほど触れてみた... 2024.04.29 色
色 「はしたいろ」 半色(はしたいろ)・明るく渋い紅紫はした、とは「中途半端な色」という意味。深紫(こきむらさき)でも、浅紫(あさむらさき)でもない中間の紫です。中途半端な色、なんて、「あまり好かれてなかったのかな?」と思いきや…平安時代には貴族たちの服の色に... 2024.04.16 色
色 「しゅいろ」 朱色(しゅいろ)・黄みがかった鮮やかな赤目が痛くなるくらい、眩しい赤。日本では古来から、朱は魔除けや神聖なものとして使われてきました。現代でも、鳥居の色や印鑑の朱肉で、真っ先にイメージするのは朱色ですよね。こんなに長い間、変わらず使われてい... 2024.04.14 色