色 「うらはやなぎ」 裏葉柳(うらはやなぎ)・明るく渋い緑ごきげんよう。和の色って「それにも名前つけるの?」っていう色名がちらほらあります。この『裏葉柳』もその一つ。葉っぱをめくると、その裏は表より少し薄い緑。風で揺れた時、ちらちら見えるその色を“美しい”と感じ... 2025.03.29 色
言葉 「ほがらほがら」 朗ら朗ら(ほがらほがら)・朝日が昇って空が明るくなる様子ごきげんよう。寒暖差があったり。「新年度から新しい環境で頑張る!」なんてこともある変化の多い時期。いろんなストレスでガチガチに固まった心を、柔らかい言葉でほぐしていきましょう。今回は、... 2025.03.20 言葉
色 「しらうめねず」 白梅鼠(しらうめねず)・赤みのある明るい鼠色ごきげんよう。『梅』の名がつく和の色はたくさんあります。現代は【花見=桜】ですが、奈良時代までは花は〈梅〉のことを表していました。名前の多様さは愛されていた証ですね。今回はその中で一番好きな色のこ... 2025.02.28 色
言葉 「ゆきまろげ」 雪まろげ(ゆきまろげ)・雪を転がして丸めて玉にする遊び「雪まろがせ」「雪まろばし」とも言う(冬の季語)ごきげんよう。風が冷たい、というか痛い。そんな雪の季節です。今回は、この時期にぴったりなこの言葉。“まろげ”なんて可愛らしい音をしてますが... 2025.02.11 言葉
色 「しっこく」 漆黒(しっこく)・黒の中で一番暗い黒ごきげんよう。今回は、歌、映画、小説など、、、。多くの人にお馴染みであろうこの色について。艶のある黒漆のような深い黒は、時には美しい黒髪を、時には光の無い暗闇を。情緒たっぷりに美しく表現してくれますね。黒... 2025.02.06 色
言葉 「さよしぐれ」 小夜時雨(さよしぐれ)・夜に降る時雨(冬の季語)ごきげんよう。今回は前からお気に入りのこの言葉。語感の美しさがたまりません。ただ、よく考えると。。。「時雨ってどんな雨か知らないな〜」と思い、買ったばかりの辞書で調べてみました。…時雨(しぐれ... 2025.01.21 言葉
色 「こだいむらさき」 古代紫(こだいむらさき)・くすんだ紫ごきげんよう。今回の色は紫。和の色の区分は、紫に対してとても繊細です。隣に並べないと違いが分からないほどの色にも名前をつけて大切にしてきました。この“古代紫”もそのうちの一つ。「古代」という名前に歴史を感... 2025.01.19 色
言葉 「ふゆうらら」 冬うらら(ふゆうらら)・冬の穏やかに晴れている日の様子(冬の季語)ごきげんよう。新年を迎えて3日が経った今、この文章を書いています。寒い。とにかく寒い。そんな時に見つけたこの言葉の第一印象は「冬バージョン、あったんだ」“春うらら”は情景その... 2025.01.06 言葉
色 「ふるざれいろ」 古晒色(ふるざれいろ)・橙みの灰色元の色がくすんで薄くなった状態。ごきげんよう。朝から断続的に雨が強く降っています。この強い雨に打たれてくすんでいく色もあるでしょう。『曽我物語』の中では、若々しさのない様を表す言葉になっています。物語の中で... 2024.09.22 色
色 「せっこう」 窃黄(せっこう)・淡く渋い黄色ごきげんよう。本のページをパラパラめくって偶然目に留まった言葉。『窃』という漢字を“窃盗”以外の言葉で見たことがない。実は、『窃』は「ひそか」という意味もある。例えば、窃慕(せつぼ)の意味は「ひそかに慕うこと」... 2024.09.16 色