白梅鼠(しらうめねず)
・赤みのある明るい鼠色
ごきげんよう。
『梅』の名がつく和の色は
たくさんあります。
現代は
【花見=桜】
ですが、
奈良時代までは
花は〈梅〉のことを
表していました。
名前の多様さは
愛されていた証ですね。

今回はその中で
一番好きな色のことを書きます。
ほんのり赤みを帯びた白に
鼠色が加わって、
少しくすんだ柔らかなピンク色。
限りなく無彩色に近いのに
どこか暖かさを感じます。
わたしは
花の強い匂いが苦手なのですが。
ふわっと甘い梅の花の匂いは
キツくなくていい。
この色を見ていると、
梅を見た時に感じた
淡い甘い匂いも思い出しますね。
✴︎今回の絵のポイント✴︎
“梅を見上げる構図”
着物からのぞく首筋が好みなので。
滅多に描かないけど
この角度もたまにはいい。
【参考】
定本和の色事典 視覚デザイン研究所
366日日本の美しい色 橋本実千代
コメント