「しっこく」

漆黒(しっこく)
・黒の中で一番暗い黒


ごきげんよう。


今回は、
歌、映画、小説など、、、。


多くの人に
お馴染みであろう
この色について。


艶のある黒漆のような深い黒は、
時には美しい黒髪を、
時には光の無い暗闇を。


情緒たっぷりに
美しく表現してくれますね。

黒は最古の色名の一つ。


語源は
“暗(くら)”
という説が一番有力です。


似た色がまとめて書いてあったので、
ここで一気にご紹介。


濡烏(ぬれがらす)
濡羽色(ぬればいろ)
黒羽色(くろばいろ)
烏黒(うこく)
烏色(うしょく)
烏羽色(からすばいろ)



なんと、全て烏。


雨に濡れた烏の羽が
黒く光る姿を見て。


“美しいなぁ”と
名前をたくさんつけて、
愛でていたんですね。


一方で、
烏は不吉さの象徴だとも
言われていました。


“畏れ”が
美しさをより際立たせる。


黒には
人を惹きつける魅力が
ありますね。


✴︎今回の絵のポイント✴︎
“髪”


以前に描いていた下描きを
リメイク。


“妖しく笑って人を惑わす”


漆黒のイメージにぴったりです。


【参考】
定本和の色事典 視覚デザイン研究所
366日日本の美しい色 橋本実千代

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