色 「こだいむらさき」 古代紫(こだいむらさき)・くすんだ紫ごきげんよう。今回の色は紫。和の色の区分は、紫に対してとても繊細です。隣に並べないと違いが分からないほどの色にも名前をつけて大切にしてきました。この“古代紫”もそのうちの一つ。「古代」という名前に歴史を感... 2025.01.19 色
言葉 「ふゆうらら」 冬うらら(ふゆうらら)・冬の穏やかに晴れている日の様子(冬の季語)ごきげんよう。新年を迎えて3日が経った今、この文章を書いています。寒い。とにかく寒い。そんな時に見つけたこの言葉の第一印象は「冬バージョン、あったんだ」“春うらら”は情景その... 2025.01.06 言葉
色 「ふるざれいろ」 古晒色(ふるざれいろ)・橙みの灰色元の色がくすんで薄くなった状態。ごきげんよう。朝から断続的に雨が強く降っています。この強い雨に打たれてくすんでいく色もあるでしょう。『曽我物語』の中では、若々しさのない様を表す言葉になっています。物語の中で... 2024.09.22 色
色 「せっこう」 窃黄(せっこう)・淡く渋い黄色ごきげんよう。本のページをパラパラめくって偶然目に留まった言葉。『窃』という漢字を“窃盗”以外の言葉で見たことがない。実は、『窃』は「ひそか」という意味もある。例えば、窃慕(せつぼ)の意味は「ひそかに慕うこと」... 2024.09.16 色
色 「そうはくしょく」 蒼白色(そうはくしょく)・(青系)青みの白・(紅系)紅みの明るい灰ごきげんよう。色のことについて書くのは久しぶりですね。蒼白色は二種類あります。一つは字から想像出来るような白っぽい青。もう一つは血の気が失せたような赤みが薄い色。違う色ながら... 2024.09.14 色
言葉 「あたらよ」 可惜夜(あたらよ)明けてしまうのが惜しい夜素晴らしい夜ごきげんよう。「いつかブログに書こう」とずっと思い続けていた言葉です。語感も意味も、滑らかで美しい。今と違って明かりもないしうるさくもない。空に月と星があるだけ。こう書くと、寂しい感じが... 2024.09.12 言葉
言葉 「およる」 御寝る(およる)名詞『御夜(およる)』の動詞化『寝る』の尊敬語ごきげんよう。わたしは最近とても眠い。仕事がない日は朝でも昼でも寝てしまう。(さらに夜もちゃんと寝る)ブログも書きたいのに…「そうだ!ブログの題材に“寝る”の古語を調べよう」そう... 2024.09.08 言葉
言葉 「ごきげんよう」 今やネットは24時間いつでもどこでも見ることができる。「ブログの最初のご挨拶も 昼夜問わず使える方がいいな」そう思ったわたしは、挨拶の言葉をたくさん調べてみました。その時見つけたのが『ごきげんよう』昼夜問わず使えて、とても上品。「おぉ!これ... 2024.09.07 言葉
色 「はねず」 朱華(はねず)・明るい赤古代の色名の一つ。色は分かっているのに、由来となった花が不明な謎の色。「日本書紀」「万葉集」にも登場し、人々に親しまれていたことが分かる。分からないところがあるものって、すごく魅力的ですよね。この色を見ながら「由来の... 2024.05.06 色
色 「ひそく」 秘色(ひそく)・淡い青みの緑青磁[中国で生まれた陶芸]の中で最高級の色。「秘」は一般人には禁止という意味。甘く柔らかな雰囲気で様々な場面で使いやすそう。明度高めの淡い色は軽ろやかでいいですね。あと、名前がいい。禁止されてるものほど触れてみた... 2024.04.29 色