「あたらよ」

言葉

可惜夜(あたらよ)
明けてしまうのが惜しい夜
素晴らしい夜


ごきげんよう。


「いつかブログに書こう」と
ずっと思い続けていた言葉です。


語感も意味も、滑らかで美しい。


今と違って
明かりもないし
うるさくもない。


空に月と星があるだけ。

こう書くと、
寂しい感じがするけど、
実際はどうだったんだろうか。


暗闇で切り離された世界で
思索に耽る時間だと思えば。


「悪くないな」って
わたしは思います。


“可惜昼”って言葉がない理由は
なんとなく分かる。


なんかヤダ。
なんか綺麗じゃない。


昔は毎日が『可惜夜』だったのかも。


✴︎今回の絵のポイント✴︎
“木のシルエット”


少し不気味な雰囲気の木の枝と


優しい月明かりの対比を
楽しめるように描きました。


【参考】
エモい古語辞典 堀越英美

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