くちなわ

言葉

蛇(くちなわ)
・ヘビの古称
※朽ちた縄に姿が似ていることから。


ごきげんよう。


−−−現在、2025年8月。


いまさらではありますが、
今年は巳年ということで。


今回は“ヘビ”について書きます。


ヘビといえば、
鱗に覆われた細長い体で
地面を這う姿が印象的です。


これらの特徴が、
流れる川を連想させることから、
古代から水神として祀られてきました。


“清浄さ”や“万物を育む命の源”などの
水のイメージとも結びつき、


『厄除け』
『五穀豊穣』


のご利益もあるようです。


また、
ヘビの脱皮は
“死と再生”のイメージと結びつき、


『不老不死』の力があると
信じられてきました。

ヘビに関係するとされる文様に
【鱗文(うろこもん】があります。


三角形を重ねるこの文様は、
ヘビの鱗を表すとされ
世界中で古代より使われてきました。


それから、
ヘビって金運のイメージありますよね。


これは、
財宝の神である“弁財天”の使いが
ヘビとされているため。


弁財天は、
インドの“サラスヴァティ”という
川の女神が元になっています。


全部繋がっているんだなぁと、
調べていてとても楽しかったです。


それにしても、
内容盛りだくさんで
話がまとまらない。


ヘビはそれだけ、
魅力的な生き物ということですね。


✴︎今回の絵のポイント✴︎
“目元”


この子の名前が
朽縄(くちなわ)なので。


「描くしかない!」
って思いました。


目元が色っぽく綺麗に描けたので満足。


【参考】
エモい古語辞典 堀越英美
「文様」のしきたり 藤依里子
日本異類図典 朝里樹

コメント